フランス国立研究機構(L’Agence Nationale de la Recherche:ANR)のロードマップである「2019年行動計画(Plan d’action 2019)」には、来年ANRが提案する行動と研究助成について記載されている。関連の研究機関と協議し練られた本計画は、科学界に対し、ANRの研究助成の全体的な展望を示している。
助成プログラムの分かりやすさ改善のため、以下の点が盛り込まれた。
- 2019年包括的プロジェクト公募(l’Appel à projets générique:AAPG)の構成:構成を簡素化して、研究領域を再定義・明確化する。
- 2019年行動計画の価値と誓約:国家の研究倫理憲章を遵守した研究文化の推進、ジェンダーへの配慮、名古屋議定書の実施、研究データの公開
- 国の戦略的優先事項:人工知能、人文社会科学(Sciences humaines et sociales:SHS)、量子技術、薬剤耐性、神経発達障害における自閉症、稀少疾患におけるトランスレーショナル・リサーチ(翻訳研究)
2018年7月26日
ANR:L’Agence nationale de la recherche publie son Plan d’action 2019