【ニュース・フランス】Alain Fuchs フランス国立科学研究センター(フランス国立科学研究センター(CNRS))会長再任

フランス閣僚会議はフランス国立科学研究センター(CNRS)の会長にAlain Fuchs氏を再選した。任期は向こう4年間。化学者であるFuchs氏は密閉流体の分子モデリング・シミュレーションを研究テーマとしてきた。同氏はパリのピエール・マリー・キュリー大学の教授とCNRSのシニアリサーチャーを務め,2010年まではパリのENSCPの校長であった。また,オルセーの化学物理研究室を創始したことでも知られている。1期目ではFuchs氏はCNRSとフランスの大学,グランゼコールが共同研究を通じて連携を強くすることに注力し,未来の重要なアカデミックセンターの創出をリードした。また,CNRSはフランスの「未来投資」計画の鍵を握るものととらえてきた。これからの2期目ではFuchs氏は3つの目標を掲げている。フランスにおける研究の存在が国際的に認識されるよう一層力を入れること。境界領域で新しい研究分野を創出すること。そして,技術移転を促進・強化すること。Fuchs氏はCNRSが一般市民に認識され,かつ国家の知識と反映を増進する基礎研究を行うという姿勢を堅持するだろう。

URL1: http://www.cnrs.fr/fr/pdf/cim/CIM33.pdf

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事