【ニュース・フランス】2016年APB:バカロレア合格者の3/4はすでに修学先を決定

ポストバックアドミッション(Admission Post-Bac:APB)の標準手続きに関して、Najat Vallaud -Belkacem国民教育・高等教育・研究大臣、Thierry Mandon高等教育・研究担当大臣は、APBによってもたらされる高校生のためのよりよい進路指導と改善をめざして導入されたこのプランが最初の結果を出したことを歓迎した。
この2016年1月20日から2016年7月14日まで行われたAPBの手続きでは、今年は希望者が増加し、761,659人となった(2015年に比べ3%の増加)が、それ以上に、つぎに述べる強い傾向が見られた。

 

•希望者に対して提示される入学先の数が増加した:2016年7月14日現在で646,615件の提示で、これは2015年の611,736件に比べ5.7%の増加となる。
•提示に対する受入数の増加:2016年現在で522,487件の提示が希望者に受け入れられた。一方、2015年には502,120件が受け入れられたので、4%の増加となる。
•第一希望がそのまま受け入れられた率は56.4%であった:数にすると330,184人は第一希望が受け入れられた。
•希望先の集中が1/3に減少した:2015年には189分野に集中していたが、2016年は78分野となった。

 

また、システム改善によって、法学部1年生、医学部1年生(PACES)における抽選による入学先の選抜はひとつも行われなかった。入学先で制限が生じたのは心理学のみであった。スポーツ科学(S.T.A.P.S.)だけは、収容定員を25%(4,000人)増加したにもかかわらず、それを上回る希望者がいたため、すべてを受け入れることはできなかった。
2016年7月14日現在で、62,326人は受け入れ先の提示を受けていないが、前年2015年の同日現在の数は66,427人であったことから、S.T.A.P.S.における増加を相殺してさらに、6.2%の減少となった。
一方、

 

•希望する分野の学部1年に第一希望が受け入れられなかったバカロレア取得者の数は1/3となった。今年2,327人(全希望者の0.3%に相当)であったが、昨年同日では7,000人以上いた。
•この2,327人中、ひとつも入学先を提示できなかったのは439人であった。

 

まだ、受け入れ先が決定していない希望者に対しては、追加手続きが進行中であり、2016年9月9日までに新たに希望を提出した者に対して新しい受け入れ先の提示を行う。すでに、40,000人は新規に提示された受け入れ先に合意している。

 

2016年7月20日

 

Enseignement superieur et Recherche:Admission post Bac 2016 : près de 3/4 des bacheliers ont d’ores et déjà décidé de leur lieu d’étude

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