2015年12月10日の政令による大学区域の創設は、フランスの新地域編成と国の事業地図の包括的発展の枠組みに定められている。公的行政機関の大部分は、新しい地域図の中に所在し、地域レベルで行政機関を簡素化しているが、高等教育・研究・イノベーション省(Ministère de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation:MESRI)は、元の国内26校を維持したまま、新地域に対応する13大学区を配置した。
本報告書では、新構成により、地方公共団体と新政府との関係において、また、大学政策の調和において、改善が認められたことを報告している。しかしながら、得られた成果に対して不釣り合いな時間と労力を必要としたので、大学地区体制はすでに疲弊しており、国内に13校を設置して、13大学地域と置き換えることを進める必要があるという。
本報告書では、また、様々なレベルの教育制度に新たな組織を設置するため、大学内で進展させるべきことについても言及している。さらに、中央行政−新大学間の関係の根本的変化についても説明し、変遷期に必要な提言を紹介している。
2018年5月11日
La réorganisation territoriale des services déconcentrés des ministères de l’Education nationale et de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation
【ニュース・フランス】高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の地方分権サービスの地域再編成「IGAENR n° 2018-029 – Mars 2018」の報告書
地域 | 西欧 |
国 | フランス |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
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