【ニュース・フランス】首相、IDEX/ISITE受賞大学を承認

Najat Vallaud-Belkacem国民教育・高等教育・研究大臣、Thierry Mandon高等教育・研究担当大臣、そしてLouis Schwitzer投資委員会委員長の共同提案に基づき、首相はJean-Marc Rapp教授が委員長を務める国際審査委員会の作業結果である、未来への投資PIA2の12のIDEX、ISITEを承認した。
エクセレンス・イニシアティブ(IDEX)は非常に明快な国際性をもち、広領域を包含する、世界トップレベルの大学と競うことができる研究重点の大学である。科学・イノベーション・地域・経済イニシアティブ(I-SITE)は特定の領域において、エクセレンス・イニシアティブと同様の使命をもつものである。
今回、承認を受けた大学は以下のとおりである。

 

プロジェクト名 申請者 区分 基金 年間交付額
IDEX LYON Lyon Saint-Etienne IDEX 8億ユーロ 2,500万ユーロ
UGA Grenoble IDEX 8億ユーロ 2,500万ユーロ
UCA JEDI Nice IDEX 5億ユーロ 1,500万ユーロ
MUSE Montpellier ISITE 5.5億ユーロ 1,700万ユーロ
ULNE Lille ISITE 5億ユーロ 1,500万ユーロ
LUE Lorraine ISITE 3.3億ユーロ 1,050万ユーロ
CAP 20-25 Clermont ISITE 3.3億ユーロ 1,000万ユーロ
NExT Nantes ISITE 3.3億ユーロ 1,000万ユーロ
UBFC Bourgogne Franche-Comté ISITE 3.3億ユーロ 1,000万ユーロ
FUTURE Paris-Est ISITE 2.8億ユーロ 900万ユーロ
Paris-Seine Initiative Cergy ISITE 2.8億ユーロ 900万ユーロ
E2S Pau et Pays del’Adour ISITE 1.9億ユーロ 600万ユーロ

 

ここでの基金(dotation non consommable)とは、各機関が毎年受け取る額を利子として産み出す源であり、その利率は第1回未来への投資(PIA1)では、3.41%、第2回未来への投資(PIA2)では2.49%となっている。また、年間交付額はこの運用から得られる利子とその他の補助金の合計を示している。
上記の基金はつぎのものを含んでいる。

  • 第1回未来への投資(PIA1)の基金はIDEX/ISITEに含まれるLabexとIdefiを支援する。
  • IDEX/ISITEとして採択された課題に対する特定の基金。この特定の基金はPIA1の基金とPIA2の基金を含む。

この決定は選択されたプロジェクトの性質と国際審査委員会による評価に基づいている。この決定はPIA1[1]*基金を認定した資料と、ソルボンヌ・パリ-シテとトゥールーズの2つのIDEXに対する再チャレンジの可能性を勘案していた。これら2つの申請機関は初期の目的を達成する方向で努力を続けてきたが、2016年4月の審査でIDEXラベルを失った。
PIA2で採択されたIDEX、ISITEに対しては、PIA1のときと同様に、試験期間を経て評価の後、枯渇しない基金を恒久的に割当てる。
優れた大学にそれぞれ恒久的に配布される額はこの試験期間が完了し、IDEX/ISITEの概要が安定したときに決定される。
各大学の野心と国際的な魅力を支援するために、第3回未来への投資(PIA3)では、IDEXとISITE専用に大規模研究大学アクションとして7億ユーロの基金が用意される。

 

*[1] ボルドー大学 7億ユーロ、エクス・マルセイユ大学7.5億ユーロ、Paris Science et Lettre(PSL)大学・研究機関連合 7.5億ユーロ、サクレー大学・研究機関連合 9.5億ユーロ、ソルボンヌ大学 8億ユーロ、ストラスブール大学 7.5億ユーロ。

 

2017年3月10日

 

Enseignement supérieur et Recherche:Le Premier ministre a arrêté les dotations des lauréats IDEX/ISITE

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