【ニュース・フランス】防衛研究とイノベーション:ロボット工学に関するASTRIDプロジェクトの公募の開始

 
民間及び防衛分野の話題のテーマに関する研究プロジェクトを支援するために、国立研究機構(ANR)国防イノベーション庁(AID)は、ANR が
運営し、AID が資金提供するロボット工学を対象としたASTRIDプロジェクトの公募をまもなく開始する。提案書の提出期限は2021年9月30日である。

 
このテーマの公募は、2021 版 ASTRID 公募を補完的にするものである。ANR と 軍事技術総局(DGA) により2011年に開始され、高度探索的で
革新的な研究や技術成熟度が低い(技術成熟度レベルが1~4の間)研究プロジェクトを支援し、防衛、民間研究、産業の潜在的な用途の科学的及び
技術的ブレークスルーを促進
するためのプログラムである。

 
ロボット工学のデュアルユースを支援するテーマの公募

 
防衛システムにロボット工学を使用すると、民間の分野と比較して特異性が現れる。DROID 2020 の関連文書において、軍に新たな力を装備するため
に、とりわけ、ロボット工学のテーマの開発を規定している。したがって、ロボット工学はこの文書で定義されるいくつかの分野に登場する。

 
例えば、「保護、防衛」と「投影、移動支援」力によるシステムの将来の構造化能力;軍人の健康;人工知能や革新的で画期的な技術等。
この分野の研究プロジェクトを支援するために、ASTRID のテーマの公募は、次の3つの軸からなる。

  • 環境理解とナビゲーション
  • マルチエージェントシステム
  • 人間とシステムのコラボレーションと自律性

 
ASTRID プログラムは、少なくとも1つの公的または同様の研究機関が関与するプロジェクトを支援することを目的としている。パートナーの総数は、
通常 5 つ未満である。プロジェクトの期間は18~36ヶ月で、援助額はプロジェクトあたり最大30万ユーロである。
 
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ANR: Recherche et innovation défense : lancement prochain d’un appel à projets ASTRID sur la robotique


 

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フランス
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