【ニュース・フランス】開館時間拡大により学生の利用を促す「開かれた図書館」で採択された計画の発表

国立ストラスブール大学図書館のオープンにあたり、2016年6月24日 Najat Vallaud-Belkacem国民教育・高等教育・研究大臣は「開かれた図書館」の一環として立ち上げられた応募結果を発表した。
学生の図書館利用の改善をめざして次のステップに進むため、Najat Vallaud-Belkacem大臣とThierry Mandon高等教育・研究担当大臣は、夕方、週末、長期休暇中の大学図書館の開館時間を拡大し、大学図書館における利用者へのサービスを改善する「開かれた図書館」多年度計画を2016年2月1日に始め、2016年から2019年にかけて実行に移す。これは2015年10月1日に共和国大統領から提出された学生生活の国家計画に基づくものである。
この計画募集は、関係機関、およびそのグループで3月に開始された。2016年から2019年まで、大学図書館での学生の利用改善のために高等教育・研究省から12万7,000ユーロが投入される。
24の計画が提案され、そのうち8つがグループによるもので、35の大学都市、47の高等教育機関、80の図書館に関するものであった。
提出された計画のうち、21施設に関する計画が2016年度に展開される。
これによって、これまで日曜日開館だった大学図書館は7つであったのが、2016年度には8つ加わり、合計15の大学図書館が日曜日開館となる。
13の大学サイトにある21の大学図書館が2016年度には開館時間が延長となり、とくに定期試験前には閉館時刻が22時となる。したがって、すでに実施されている52の大学図書館に、21図書館が追加され、73の大学図書館で延長が行われることになる。
さらに、14の大学サイトにある22の大学図書館は2016年9月から土曜日の開館時刻が19時までに延長される。
採択された計画は予算、人的資源については省から手当てされる。図書館開館時間拡大に伴う経費の75%はカバーされるが、残り25%は当該機関、あるいはそのグループが負担しなければならない。

 

2016年6月24日

 

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地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価