【ニュース・フランス】欧州研究・イノベーション資金調達スキーム(PAPFE)へのフランス参加改善のための国家行動計画

 

 
研究・イノベーションの財政ヨーロッパ政策へのフランスの参加(PAPFE)およびヨーロッパ行動計画は、2018年中頃に承認され、フランスの
高等教育・研究・イノベーション関連機関がその力を活用して、研究者の参加意欲を高め、フランスのステークホルダー、公・私立の機関による
研究イノベーション枠組みプログラム(PCRI)を通して研究・イノベーション財政ヨーロッパ政策全体への影響力を強めるという目的がある。
これはフランスの知見、ノウハウ、価値をヨーロッパの研究領域に構築することをもたらす。

 
PAPFEは13の政策をまとめる3つの柱である奨励、支援、影響から構成されている。今年の初めにPAPFEによってなされた進捗は、特筆すべき
ものであった。:
 

  • 新たな国家コンタクトポイント政策(P.C.N.)。ハイブリッドな様式のこの新しい政策により、地方に存在する緊密なネットワークを
    調整する一元化されたチームがつくられる。そして、これが展開され、多くの能力のある候補者を惹きつける。
  •  

  • 新たな国家Horizon Europe計画の立ち上げ。開発において、とりわけ2つの指定分野である企業支援、地域支援に向けた境界プログラム
    アプリケーション(API)
    の提供が見込まれている。
  •  

  • 対象を限定しながらコミュニケーションを展開し、ヨーロッパ公募プロジェクトに研究者を惹きつける。例えば、2020年の6月と7月の
    テーマ別ウェビナーサイクルでは1万2千回の閲覧があり、直近のHorizon 2020プロジェクト公募に対するフランスの研究チームの強い
    関心を表している。ヨーロッパイノベーション委員会(EIC)に対するフランスの企業の非常に有望な業績によって、調整されたコミュニケーションと積極的な支援は効果のある戦略であることが示されている。
  •  

  • すべての力が動員され、一括して承認された具体的提案と共に、統合された成果物をすぐに利用できるようにする。ミッションの再編
    は、簡素化された公共機関や企業の研究者に対する分かりやすい支援やメカニズムを評価し、フランスのイノベーション公共政策
    に関与する機関が担うべき民間機関への支援を最適化するために重要な地域による支援の輪を形作るものである必要がある。
    最終的に大学に対してプロジェクトへの参加と調整についての支援を増やしていく。
  •  

  • 近い将来、好ましい人事枠組みに関する優れた取り組みに向けた手引きは、研究者が研究・イノベーションの枠組みプログラム(PCRI)
    に参加し、彼らの科学的キャリアにおける取組を広めてヨーロッパのプロジェクトと連携するための様々なインセンティブを支援機関
    が設定する際に役立つ。これには、とりわけ、ヨーロッパのプロジェクトに対する教員研究者の関与のレベルの向上 や、利益を生む
    政策による報酬の見直しを考慮に含む予定である。研究編成に関する法律(LPR)により、法的規定について大きく強化される。

Frédérique Vidal高等教育・研究・イノベーション大臣は、これらの進歩を歓迎し、フランスの研究者や企業がヨーロッパでの研究と位置付けを
向上、強化、盤石にするための活動に対する支援を表明している。
 
3/4


Ministère de l’Enseignement supérieur: 
Plan d’action national pour l’Amélioration de la Participation Française aux dispositifs Européens de financement de la recherche et de l’innovation (PAPFE)


地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
研究支援 研究助成・ファンディング