【ニュース・フランス】欧州大学の創設に関して欧州委員会へ既に54の応募

 
2017年9月26日に共和国大統領が行った、ソルボンヌでの演説に共鳴するように、2018年10月に欧州委員会(European Commission:EC)は6,000万ユーロが投じられる「欧州大学」に関する試験的な呼びかけを始めた。加盟国全体、ノルウェー、トルコ、セルビアにある300以上の機関を含む54の応募があったと、今日発表した。
 
欧州大学の目的は、ヨーロッパの共通価基準、ヨーロッパの強固になった独自性を高めながら、ヨーロッパ人の新しい世代をまとめ、高等教育機関の質・革新性・業績・魅力・国際的な競争力を高めることにある。それはヨーロッパの知識経済・雇用・文化・幸福感に寄与することを目的としている。
 
2019年の年度初めには、ヨーロッパの少なくとも3カ国の機関から成る12の提携プロジェクトの活動が始まる。それぞれのプロジェクトは3年間で500万ユーロの支援を受ける。 フランスは主要投資計画の一環として10年間1億ユーロで、選抜されたプロジェクトへの支援をする。
 
高等教育・研究・イノベーション大臣のFrédérique Vidalはこの構想の成功に満足している。「欧州委員会が強調したように、登録された応募機関には地理的配分、施設の種類に大きな多様性がある。これはヨーロッパ全体の真の熱気の証明である! 私たちはこれを喜ぶべきである。なぜならば、欧州大学の創設は大望のあるプロジェクトで、それは青少年のためのサービスの具体性、大陸の経済的魅力を高めるというヨーロッパの基礎的価値を示すものだからだ。 この創設は進化の精神を取り戻すことにある。その精神とは、共和国大統領により始められたヨーロッパ再生の扇動の中心にあるものである。
 
2019年3月8日
 
ESPACE EUROPÉEN DE L’ENSEIGNEMENT SUPÉRIEUR (E.E.E.S.)

54 candidatures déjà déposées auprès de la Commission européenne pour la création d’Universités européennes

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
レポート 海外センター