新型コロナウイルス感染症禍という前例のない状況において、感染症による学生の負担軽減を目的として、Frédérique Vidal大臣は
6月30日以降に入試や期末試験を控える学生への社会基準奨学金の延長を行うことを発表した。
政府はこの危機によって、社会基準奨学金を受けることができない学生がないように、審査を延期し、奨学金の受給権利を保障する。
特に、義務となっている研修課程を満了できなかった学生を対象としている。
教育課程の延長を考慮し、6月30日以降に入試や期末試験が予定されている学生は、例外的に1か月分多く社会基準奨学金を受給できるよう決定した。
学生は手続きをすることなく受給できる。
この措置のために3000万ユーロの予算が、6月の国会において修正予算法の枠組みで決定された。
この延長政策は、衛生危機の初期に実施された学生の不安を取り除くための幾つかの政策(下記1~4)に追加するものである。
- 対象となる学生(奨学生、それ以外の学生でも失職した者や衛生危機によって研修に影響を受けた者、国内に残り
隔離状況により困難を被った初期教育課程の外国人学生)に対する200ユーロの特別援助金 - 学生生活とキャンパス活動(Contribution vie étudiante et de campus:CVEC)、高等教育機関の財政支援、
地域学生寮による食料券やデジタル機器の提供など、学生の不安を解消するための多くの政策 - 地方学生厚生センター(CROUS)から分配される緊急事態のための1000万ユーロの追加支援
- 隔離政策中に大学が管理するアパートを離れた学生への賃料の免責
Frédérique Vidal大臣は、衛生危機下において困難に窮した学生に対して支援を行った全国学生厚生センター(CNOUS)、地方学生厚生センター、
高等教育機関に敬意を表した。
6月5日
Ministère de l’Enseignement Supérieur, de la Recherche, et de l’Innovation:
COVID-19 : Prolongement des bourses sur critères sociaux pour le mois de juillet