25周年を迎える科学の祭典は2016年10月8日から16日まで開催される。この機会に、2016年11月に国際宇宙ステーションに向かう宇宙飛行士Thomas Pesquetがこの祭典の後援者になることを承諾した。
1991年研究省によって創設された科学の祭典は家族、学校、学生、好奇心に溢れた市民、懐疑心に満ちた市民、そして科学を愛する人たちといった、すべての大衆を対象とした出会いの場である。3,000以上の無料のイベントがフランス全土で繰り広げられ、デモンストレーション、展示会、討論会、無料の科学的取組への指導、発明と遊び心、研究室オープン・ドアなどで構成される。
欧州宇宙機関(ESA:European Space Agency)のフランス人宇宙飛行士Thomas Pesquetは航空エンジニア出身のエール・フランス航空の元パイロットである。彼は現在、国際宇宙ステーション(ISS)での6ヶ月のミッション(Proximaミッション)を遂行するため訓練中で、宇宙ステーションでは第50回、第51回ミッションのフライト・エンジニアとして任務を果たすべく、国立宇宙研究センター(CNES)のコーディネーションの下、研究所・中小企業によって準備された数々の実験を実施する予定である。また、あわせて多くの教育的な実験も行う。この宇宙飛行士は187日後、11月中旬に、国際宇宙ステーションに向けて出発し、2017年5月に地上に帰還する予定である。
2016年5月11日
Enseignement supérieur et Recherche:L’astronaute Thomas Pesquet parrain de la 25e édition de la Fête de la science