【ニュース・フランス】宇宙に栄光あれ:人工衛星ガリレオ4基を搭載したAriane5とProximaミッションのためソユーズに搭乗したThomas Pesquet

Thierry Mandon高等教育・研究担当大臣はカザフスタン共和国バイコヌールにおいて、2016年11月17日パリ時間21時20分にソユーズロケットが打ち上げられ、無事軌道に乗ったことを称賛した。同モジュールにはESAの10人目のフランス人宇宙飛行士Thomas Pesquetがロシア人船長Oleg Novisky(Roscosmos)とアメリカ人宇宙飛行士Peggy Whitson(NASA)とともに乗り組んでいる。
仏領ギアナのクールーから打ち上げられたヨーロッパロケット・Ariane5(アリアン5)の成功によって、地球から23,000kmの軌道上に4つのガリレオ衛星が投入された。これはフランスの、そしてヨーロッパの宇宙開発にとって、極めて重要な一日であった。

 

ガリレオ(Galileo)
これら4基の衛星を追加することで、ヨーロッパのGPSシステムは稼働開始となり、アメリカのGPSと競合することになる。これによってスマートフォンや自動車の位置情報を含むサービスを開始できるようになる。ガリレオが提供するサービス全体は2020年まで順次増えていく。ガリレオは30基の衛星と地球上に分散する20の地上局を使用してサービスを展開する。

 

プロキシマ(Proxima)
これは6ヶ月間のミッションで、フランス人宇宙飛行士Thomas PesquetはESAとCNESによって用意された50以上の科学実験を行うことになっている。

 

2016年11月18日

 

Enseignement supérieur et Recherche:Le spatial à l’honneur : Ariane 5 avec les 4 satellites Galiléo et Thomas Pesquet à bord de Soyouz pour sa mission Proxima

 

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