【ニュース・フランス】学生ケアの改善

共和国大統領の約束に従い、学生を一般社会保障制度に組み込む問題について、学生ケアの改善に関する総合的検討の一環として、高等教育・研究・イノベーション省(MESRI:Ministère de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation)と連帯・保健省の両省によって現在議論が行われている。

 

学生の健康は政府の最優先事項である。
学生生活観測庁(Observatoire de la vie étudiante:OVE)によれば、学生の36%が過去12ヶ月間に治療を断念し、そのうち25%は経済上の理由からであった。87%の学生は大学の保健サービスを利用していないため、性感染症への対策がおろそかになっている。この状況は改善される必要がある。
両省は予防的行動を強化し、学生ケアへのアクセス、サービス、そして費用を改善するためのあらゆる方策を現在検討中である。
学生社会保障制度(Régime de sécurité sociale étudiante:RSSE)の廃止は、治療へのアクセスを複雑にするとの数多くの調査結果に基づく措置のひとつである。提案は今後数週間以内に関係閣僚によって行われる予定である。

 

2017年10月12日

 

Ministère de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation:Amélioration de l’offre de soins aux étudiants

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価