【ニュース・フランス】大学病院研究所(IHU)への7,400万ユーロの追加予算

 
Agnès Buzyn連帯・健康大臣、Frédérique Vidal(フレデリック・ヴィダル)高等教育・研究・イノベーション大臣、Guillaume Boudy投資副局長は、大学病院研究所(Instituts hospitalo-universitaires :I.H.U.)への7,400万ユーロの追加予算を発表した。
 
将来への投資プログラムの一貫で始められた「大学病院研究所(I.H.U.)」構想によって、2010年に国内の六つのセンターが指定された。その目的は、先進的な研究、治療、学校、生医学分野についての技術の普及のため、学術研究者、医療関係者、病院、産業をまとめることにある。最初の出資期間(2011-2019)の後、2010年に選ばれた六つのI.H.U.の機関は、国際審議団によって、特に2020-2024年期に新たな予算を割り当てるかどうかについて議論された。
 
審議員はI.H.U.プログラムに選ばれたセンターが、組織化された際に、それぞれのチームの活動とは別の明確な付加価値があり、プラスの影響が大きいことを強調した。そして科学的な実績を評価し、患者の情報の管理について改善すべき点を明確にした。I.H.U.実現の基礎、2020-2024期のプロジェクト、期待される結果、予算の推移、将来の投資プログラムの永続的財政テーマについて、審議員は2020-2024期に新たな予算を五つのI.H.Uに割り当てることを提案した。
 
I.H.U.の脳・脊髄研究所(Institut du cerveau et de la moelle épinière:ICM)は、地中海感染症院とストラスブールに合計7,400万ユーロの予算が配分されることを期待している。I.H.U.の循環器と栄養研究所(Institut de cardiométabolisme et nutrition:ICAN)には追加予算は支給されないが、その研究活動を2011-2019期の残りの予算を使いながら継続していく。
 
この他に、研究機材のための予算1,800万ユーロが生医学研究に割り当てられる。この新たな出資に関して、政府は、生医学の研究の支援について、国家間の競争力、知見の増加、生医学全体のイノベーション、実践医学分野に関する改善を再確認した。
 
2019年11月22日
 
MESRI:74 millions d’euros supplémentaires pour les Instituts hospitalo-universitaires (IHU)
 

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
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