【ニュース・フランス】国家行動計画の展開により、高等教育・研究におけるジェンダーに基づく暴力との戦いに新たな一歩を踏み出す

 
Frédérique Vidal 高等教育・研究・イノベーション大臣と Élisabeth Moreno 首相補佐官(男女平等・多様性・機会均等担当)は、高等教育・研究におけるジェンダーに基づく暴力に対する国家行動計画を展開することを発表した。

 
2017年以降、高等教育・研究・イノベーション省は、関連機関や団体と連携して、ジェンダーに基づく暴力や性的暴力との闘いに取り組んでいる。当該分野におけるイニシアチブの支援、協議会の開催、指針の提示、国家コミュニケーションキャンペーンの発足など、すでに数多くのアクションが実施されている。今年、Frédérique Vidal 大臣は、この社会悪との戦いにおける一定数の成果に寄り添うために、複数の検査任務を開始することも要請した。

 
そのため同省は、ジェンダーに基づく暴力や性的暴力との闘いに引き続き取り組み、これらの防止と統制を共同でさらに前進させることを主目的とする国家行動計画を発表している。

 
この計画は、2021年春に男女平等・多様性・機会均等省と4つの高等教育機関会議(大学長会議(CPU)フランス工科大学長会議(CDEFI)グラン・ゼコール会議(CGE)フランス経営大学長会議(CDEFM)からなるワーキンググループによる考察の成果である。

 
20以上の組織(学生団体、CNOUS、労働組合など)にヒアリングを行った結果、以下4つの主要な領域に整理して国家行動計画に関する提言を行った。

  • 高等教育・研究機関全体を対象とした大規模な研修・啓発計画
  • 報告体制とその機能の強化
  • コミュニケーションの強化:予防、配慮、より良く知る
  • 学生やスタッフのコミットメントの強化

この複数年計画では、2021年から2025年にかけて700万ユーロの予算が投入される予定である。

 
10/15


Ministère de l’Enseignement supérieur: 
Une nouvelle étape dans la lutte contre les violences sexistes et sexuelles dans l’enseignement supérieur et la recherche avec le déploiement d’un plan national d’action


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