【ニュース・フランス】医学部2年生への進級許可数を増加

Marisol Touraine厚生大臣とThierry Mandon高等教育・研究担当大臣はTouraine大臣が2016年11月に表明したように、医学部における1年次から2年次進級を許可する学生総数を478人増やすことを確認した。これは6%の増加に相当する。この結果、2017年には8,124人が2年次に進学できる。医師不足の地方では進級率を11%とした。本日発令された法令には該当する機関が掲載されている。新規に増加したのは医師不足の地方にある26の医学部であり、リヨン、サンテチエンヌ、ブザンソン、レンヌ、コルト、ストラスブール、リール、アミアン、パリ(第6、第7、第11、第12、第13、ヴェルサイユ=サン・カンタン・アン・イヴリンヌ)、ボルドー、ポワティエ、モンペリエ、トゥールーズ、マルセイユ、ニース、アンジェ、ナント、アンティル諸島、仏領ギアナ、ニューカレドニア、そしてレユニオンのサン・ドニである。アンティル諸島とギアナはこれまで医療関係者の数が特に少なかったため、2015年から2017年にかけて、あわせて27%の増加を行う。
この措置は若い医師が医療過疎地への定住を選択するよう、政府が2012年から進めてきた政策の一環である。インターンのポストはつぎのように増やすとしている。ディジョン、レユニオンでは42%、カーンでは39%、アンティル諸島、ギアナでは37%、そして、クレルモン・フェランでは34%である。この増加分は医師不足の10の地域に131のポストを新たに設けることになり、国民健康大会議による最初の措置である。
農村部、あるいは都市周辺部における医師の不均等分布は公衆衛生上の問題であり、この定員制を各地方に導入することで、それぞれの地方で将来、必要とされる数の医師を的確に養成することができるとMarisol Touraine厚生大臣は述べている。

 

2017年1月11日

 

Enseignement supérieur et Recherche:Augmentation du numerus clausus pour l’accès à la 2e année des études de médecine

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価