【ニュース・フランス】光エネルギーを蓄える収縮ゲル

生体系は、タンパク質モータの協調作用によって収縮する筋肉にみられるように、分子運動が集団となって肉眼でも確認できる形で運動を生成する能力を有する。ストラスブール大学のニコラス・ギウスポヌ教授が率いるフランス国立科学研究センター(CNRS)のシャルル・サドロン研究所の研究チームは人工分子モータによる収縮機能をもつ高分子ゲルを合成した。光によって活性化されると、ナノメータレベルのこのモータは鎖状の高分子ゲルに巻き付くことで、数cm収縮する。この物質のもうひとつの特徴として、吸収した光エネルギーを蓄えることができる。

URL1: http://www2.cnrs.fr/presse/communique/3867.htm

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究