【ニュース・フランス】人類と人工知能におけるフランスとオーストラリアとの共同研究強化(1)

 
国立科学研究センター(CNRS)は、オーストラリアの3つの主要大学とIMT Atlantique、ヨーロッパ海洋防衛のリーダーであるNavalグループと共同
で、オーストラリアに新たな研究所を創設した。

 
主たる目的は、人類がロボットや自動化システムと共存する社会の設計である。これらの機関の共同研究によって、特にNavalグループが直面する科学的な
問題の解決につながる。

 
この新たな国際的な研究所は、人類、人工知能、自動化システムにおいて、有効で倫理的な解決策を提案することを目的としている。2021年2月22日に設立
したオーストラリアの研究所は、既にフランスとオーストラリアとの共同研究を活発に進めている。

 
この研究所は、オーストラリアのアデレードに位置し、学際的な研究の要請に応えるため、人類・人工知能・自動化システムの研究を同時に手掛けて
いる。

 
人工知能、人工視覚、仮想現実、拡張現実、信号と画像処理、人間と機械の相互作用、認知的・物理的心理学、神経科学、組込みシステムと自動化
システムおよびデザインのスペシャリストそれぞれのノウハウを、この新たな研究所に集結させる。

 
除幕式には、南オーストラリア州首相Steven Marshall氏、在オーストラリアフランス大使Jean-Pierre Thébault氏は現地で、PDG de Naval
グループ社長Pierre Eric Pommellet氏、在フランスオーストラリア大使Gillian Bird氏、CNRS会長Antoine Petit氏、IMT Atlantiqueの副学長
Anne Beauval氏はパリからのビデオ会議で参加した。

 
アデレード大学副総裁Peter Høj氏、南オーストラリア大学副総裁David G.Lloyd氏、フリンダース大学副総裁Colin Stirling氏は、CNRS、
IMT AtlantiqueNavalグループの代表とともにパネルディスカッションに参加した。
 
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CNRS: Un laboratoire franco-australien pour une meilleure collaboration entre humains et intelligences artificielles

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 研究者交流