【ニュース・フランス】人文社会科学COMMONSのEquipExのための財政支援(1)

 
人文社会科学の開かれた研究を推進する、開かれた人文社会科学のデータ・サービスのための相互コンソーシアム(COMMONS)などの未来投資
プログラム、研究のための設備構築(EquipEx)への関心の呼びかけに続いて、国立科学研究所(CNRS)が調整した16のプロジェクトが採択された。すべての科学に影響を与える財政支援である。

 
将来投資プログラム(PIA)の枠組みにおいて、フランス政府は、国家研究における卓越性とリーダーシップを維持するために必要な科学設備へ投資し、
支援を行う。昨年12月、EquipEx活動の一環として、50のプロジェクトが採択され、合計4億2200万ユーロの財政支援が行われる。

 
採択者の中で、さまざまな科学分野から16のプロジェクトがCNRSによって選定されている。例えば、素材とエネルギーの科学のNANOFUTUR
プロジェクトは、国の19のパートナーによるコンソーシアムであり、ナノファブリケーションとナノテクノロジーの課題に対応するための
機器の選定に専念する。

 
これは、ナノテクノロジーに関するフランスの学術コミュニティによってサポートされ、RENATECH+ネットワークに加盟している。地球‐宇宙‐
環境システム科学のTERRA FORMAは、地域全体での生態系を監視する知能センサーのネットワークを開発する。

 
CNRSは、多くのデジタル科学や数学、人文社会科学プロジェクトに関与している。人文社会科学の開かれたデータ・サービスのための相互コンソー
シアム
は、これらの分野における開かれた科学の動きを活発にすることを目的としている。

 
「このプロジェクトは、CNRSの「研究データ」戦略計画の一環で、データを見つけやすく、アクセスしやすく、相互運用可能で、再利用可能(FAIR)に
する
ことを目的としている」と、CNRS人文社会科学研究所(INSHS)の副科学局長Lionel Maurel氏は述べる。

 
この期間に、プロジェクトには8年間で1000万ユーロ以上の財政支援がなされる。COMMONSは、国際的な学術界と広い意味での社会の両方を
対象としている。

 
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CNRS: Un financement pour l’EquipEx en sciences humaines et sociales COMMONS


地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
研究支援 研究助成・ファンディング