【ニュース・フランス】人文社会科学COMMONSのEquipExのための財政支援(3)

 
持続可能な開かれた科学システムに向けて

 
プロジェクトの最初の5年間は、「レンガ」の形で開発された相互運用可能なデバイスの構築に専念する。この間に、メタデータと標準的且つ厳格
な使用に基づくプラットフォーム、コンテンツ、サービスのより良い相互接続が可能になる。ユーザーとの連続した対話で実行される段階にある。
3 つのインフラでは、8年間で生産・拡散・参照されたデータやコンテンツについて統一された様式で高いレベルでの相互運用性を提供すること
になる。

 
この活動は、他のインフラへ拡張することができる。実際、プロジェクトの責任者は、コンソーシアムを超えて、人文社会科学で利用可能なサービス
全体を連続させることを構想している。CNRSによるÉquipEx+プロジェクトに採択された他の団体やデータの公開についての相互運用可能性と
学際的な環境の実現に向けたHALプロジェクトとの関連付けが想定されている。「我々は、ユーザーの識別と認証の単純なシステムに向かって
いるが、Métopesによって作成されたり、OpenEditionで公開されたり、ワンクリックでHALにエクスポートされたり、Huma-Numによって利用可能
になる豊富なデータによる出版物のリポジトリも行っていく」とMarie Pellen氏は述べる。

 
COMMONSでは最後の3年間で、実行された構造を利用し、プロジェクトが完了した後の持続可能性を確保することを目的としている。この意味で 、ÉquipEx+の財政支援により、現在80人以上で構成されるインフラ全体で13のポストが永続的なものとなり、50%以上がフルタイムのスタッフになる。

 
ヨーロッパにおけるフランスのリーダーシップの強化

 
国家の発展を超えて、COMMONSはヨーロッパレベルで主導的な役割を果たす。「これは、HORIZON2020 プログラムが財政支援する OPERAS
プロジェクトに対するフランスの貢献の主要な要素であり、同様の仕様だがヨーロッパ規模のインフラである」とLionel Maurel氏は説明する。

 
フランスの設備はすでに人文社会科学の開かれた科学を促進するHuma-NumによるTRIPLEプロジェクトのようにインフラプロジェクトに貢献
していて、ここではCNRSが開発した検索エンジンISIDOREが使用されている。さらに OPERAS は、2021年にヨーロッパでのインフラのステータス
を得るために申請し、これによって人文社会科学の開かれた科学の推進に影響をもたらす。
 
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CNRS: Un financement pour l’EquipEx en sciences humaines et sociales COMMONS


地域 西欧
フランス