“AI for Humanity(人類のためのAI)”の日にあたる2018年3月29日、共和国大統領が発表した人工知能(AI)のための国家戦略について、2018年11月28日、高等教育・研究・イノベーション大臣、デジタル担当副大臣のもと、野心的な研究国家プログラムが開始した。
この100万ユーロ超のプログラムにより、政府は特にいくつかの人工知能の学際的研究を行う機関から構成されるネットワークの強化、高水準の講座の開設、AIを専門とするフランスの博士の潜在能力を引き出す計画が遂行されることを期待している。
これにより、2018年7月25日、Instituts Interdisciplinaires d’Intelligence Artificielle (3IA)の名のもとに、研究・養成・革新の中心となる候補を受け入れるために受入表明の公募が発表された。フランス国立研究機構(Agence Nationale de la Recherche:ANR)により始まったこの公募で、11月にグルノーブル、ニース、パリ、トゥールーズについて3IA機関プロジェクトの予備選考の発表があった。各地での詳細な審査後、スイス連邦工科大学Aude Billard教授が率いた国際審査団は各地域の専攻・テーマを地域の特性に応じて4つのプロジェクトの枠組み作ることを3IA計画方針委員会に勧めた。
そのテーマは以下の通り
- グルノーブル:健康・環境・エネルギー
- ニース:健康・国土発展
- パリ:健康・交通機関・環境
- トゥールーズ:交通・環境・健康