【ニュース・フランス】中等教育におけるREP+の生徒のためのエクセレント・パス

Najat Vallaud-Belkacem国民教育・高等教育・研究大臣は、2016年1月14日、中等教育の12歳から18歳(日本の小学6年生から高校3年生に相当)までの優先教育ネットワーク(REP+)の生徒たちに向けたエクセレント・パスを発表した。

エクセレント・パスは、成功のための機会均等を確保するために、希望する生徒に寄り添うことを基本として作られたものである。

この制度は、グループチュートリアルを行い、12歳時から各種の社会見学を行い、ついで、高校修了まで個々に進路指導を行うことで、どのような進路を選ぼうとも、低所得家庭の若者が勉学を続け、また希望をもって職業に就くことができるようにするのが目的である。

高等教育進学における社会的不平等と闘うため、2012年以来さまざまなアクションを起こしている。

高等教育へのアクセスの不均衡についてみると、2014-2015年の学生のうち、管理職・自由業の家庭出身が30%であり、労働者の家庭出身は11%に留まる。これは18-23歳人口全体でみると、管理職・自由業家庭の子弟は18%で、労働者の子弟は29%となる。工学系のグランゼコールや高等師範学校の学生についてみると、管理職・自由業の家庭出身者は50%にも上る。

・まったく免状をもたない者の就業率:41%(2004年時点では57%)

・中等教育修了者の就業率:64%

・バカロレア+2、+3の就業率:81%

・高等教育修了者の就業率88%

 

2016年1月20日

Parcours d’excellence pour les collégiens de REP+ de la troisième jusqu’à la terminale

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の多様性
統計、データ 統計・データ