【ニュース・フランス】世界トップクラスの大学のための未来への投資に関する声明

2010年以来、議会は、「未来への投資」の3つの計画に570億ユーロを投資してきたが、その半分以上は高等教育・研究、そしてイノベーション移転に向けられたものであった。
高等教育機関の再編に関する省の政策に始まり、2013年7月の法令で進められた結果、大学・研究機関への集積は国レベル、国際レベルで「未来への投資」プログラムによって、相当なまでに推進された。
国際審査員によって選考された、18のサイトがこれまで卓越ラベルを取得・維持している。すなわち、9つのエクセレンス・イニシアティブ-IDEXと9つの科学・イノベーション・地域・経済-I-SITEである。そして、ストラスブール大学、エクス・マルセイユ大学、ボルドー大学はそれまでの暫定的なラベル付けから恒久的なIDEXラベル付けになった。サクレー大学、パリ・シアンス・エ・レットル(PSL)、ソルボンヌ大学は恒久的にこのラベルに値するか確認に至っていない。グルノーブル大学、ニース大学、そしてさらに最近ではリヨン大学がこの選択肢を補完している。これらのIDEXラベルは世界トップクラスの学際的な大学であると位置づけている。
採択された9つのI-SITEについては、テーマ毎に限られた数が採り上げられており、2016年には、ロレーヌ大学、ブルゴーニュ・フランシュ=コンテ大学、また、2017年にはリール大学、モンペリエ大学、クレルモン・フェラン大学、ナント大学、パリ・エスト大学、パリ・セーヌ大学、そしてポー大学となっている。
競争原理に基づく厳しい選択を経て、多くの場合、地方自治体や企業の支援を受けて、大学・研究機関は、自分の強みを増す共通のプロジェクトを構築し、フランスの高等教育・研究のランドスケープのすべての構成要素をいっそう集約する。
世界トップレベルの大学の構築は、知識経済が国際間競争の基準のひとつとなっているグローバル化における重要な課題である。この構築というのは、競争の中で行われるのではなく、他のサイトの発展との補完的な必要性の中で行われるものであり、一緒に、世界的な競争においてしかるべき地位を共有する。

 

2017年3月8日

 

Enseignement supérieur et Recherche:Conseil des ministres : communication relative aux investissements d’avenir pour les universités de rang mondial

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