【ニュース・フランス】ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏とANR、ANRT、CNRSとの研究・イノベーションを支えるための3つの地域協定への調印(1)

 
 高等教育・研究・イノベーション省Frédérique Vidal大臣は、「Territoires de Savoirs」によるフランス各地の訪問において、ペイ・ド・ラ・
ロワール地域圏のアンジェを訪れ、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏と国立研究機構国家技術研究協会国立科学研究センターとの間の、研究・
イノベーションを支えるための3つの地域協定への調印に立ち会った。

 
 「国の研究機関と地方の研究団体との協力は、研究チームが必要とするものを得られるように支援するために必要不可欠なものである。
また、この協力によって、知見の発展と研究の普及という利益を得ることが出来る。

 
 このような協力に関して、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏によるものは模範的なものであり、ANR、ANRT、CNRSとペイ・ド・ラ・ロワール
地域圏との間での研究、イノベーション、知見交流の活性化が期待される。協定調印は、政府、機構、協会、地方団体との活発な協力を示す顕著な
例である。地域の開発は、強化されたパートナーシップによって益々活発になるだろう。」と高等教育・研究・イノベーション省Frédérique Vidal
大臣は述べている。
 
2020‐2023のANRとロワール地方との協力の一般協定
 
 この3つの協定は、ANRの計画を通じて、高等教育、研究、イノベーションとペイ・ド・ラ・ロワール地域圏での起業の発展と雇用のための戦略
についての地域政策に貢献し、国全体の研究へ衝撃を与えるものになるだろう。ANRとこの地域圏において、1年以上前から行われている活動
によって、国と地方の異なる財源を組み合わせて使うことで、研究活動の財政モデルを作ることが出来た。

 
 そして国の研究指針と一致した地方の優先研究テーマを推進するという未来の協力の一面を垣間見ることが出来た。ANRとのシナジーは、ANRと
地方とが連携した活動の参考になる一つのモデルとなりうるだろう。また、これによって、ニーズと指標に可能な限り近い研究チームを支援し、
ESRIによる地域政策を構築するための的確な情報ネットワーク
形成の一助となるだろう。

 
2020‐2022のANRTとこの地域圏のパートナーシップ枠組み協定
 
この協定の目的は、ロワール地域圏の公・私にわたるイノベーターの力を支えることであり、以下のような公・私の協力と技術研究開発を進める
ための複数の協力指針を通して、共同研究と協力を進めることである。

  1. 「Exp R」とCIFRE政策の共同プロモーション活動、とくにCIR政策の中心となる地域産業都市の促進
  2. 産業問題に基づく、地域における科学の資源化の促進
  3. キャリアの途中で博士号を得るための道筋の構築、そして学術界と社会経済界の間における研究者のキャリアパスの流動化

 
10/23
 


Ministère de l’Enseignement Supérieur, de la Recherche, et de l’Innovation:
Signature de trois conventions territoriales entre la région Pays de la Loire et l’ANR, l’ANRT et le CNRS pour soutenir la recherche et l’innovation

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
国際交流 研究者交流
社会との交流、産学官連携 地域連携