【ニュース・フランス】フランス2030:「未来の技能と職業」(Compétences et métiers d’avenir:CMA)の公募で66プロジェクトの採択が決定

 
Olivier Dussopt労働・完全雇用・統合大臣、Pap Ndiaye国民教育・青少年大臣、Sylvie Retailleau高等教育・研究大臣、Bruno Bonnell投資総局長(フランス2030担当)は、フランス2030の関心表明公募「未来の技能と職業」(CMA)の最初の採択プロジェクトとなる66件を発表した。政府は、未来の新しい分野・職業のスキルニーズに対応するトレーニングコースの新設や既存のコースの適応を加速させるため、France 2030から20億ユーロを投入する。

 
才能ある人材の出現を支援し、未来の新しいセクターや職業のスキルニーズにトレーニングを適合させる
2021年12月に開始された「未来の技能と職業」の関心表明の公募は、フランス2030の枠組みにおいて、国を代表し、国立研究機関とBanque des Territoiresが共同で運営している。

 
その目的は、職業や技能に関するニーズを予測し、その充足に貢献すること、そして、それらが称号、認定、免状によって認識されるようにすることである。そのためには、未来の職業に備えるためのトレーニングコースの実施を加速させなければならない。それが初級コースか継続コースかにかかわらず、また当事者の身分(見習い、高校生、被雇用者、求職者、自営業、フリーランス、起業家)にかかわらず、である。この公募において、当該職業の情報や魅力についても再考する必要がある。

 
2種類のプロジェクトが想定されている

  • フランス全土または特定の地域における、少なくとも1つの研修レベル、少なくとも1つの研修テーマに対するニーズの判定
  • 研修・支援機関や、雇用者またはその代表者(企業、職能団体等)、継続教育の公共調達者、リクルーター(地方議会、職業安定所など)からなるコンソーシアムによって実施されることを必須とするトレーニングスキーム

 
今回の関心表明の公募は、France 2030の10の国家戦略優先課題(グリーン水素と再生可能エネルギー、産業の脱炭素化、食と農業、健康、デジタル技術、宇宙、文化・クリエイティブコンテンツ)に沿った研修プロジェクトを特定することを目的としている。

 
第1弾で選ばれた66プロジェクト
専門家と国際審査員による審査の結果、今回の第1次審査では93件の応募の中から66件(判定プロジェクト23件、トレーニングプロジェクト43件を含む)が選ばれた。

 
第1弾における国による資金提供額は約3億400万ユーロ(採択された判定プロジェクトに340万ユーロ、トレーニングプロジェクトに3億600万ユーロ)である。

 
複数回の公募に基づくシステム
2022年7月5日に第2弾の募集を締め切り、167件の応募があった。この後、専門家と国際審査員による申請書の審査が始まる。

 
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Ministère de l’Enseignement supérieur: 
France 2030 : 66 premiers lauréats pour l’appel à manifestation d’intérêt “Compétences et métiers d’avenir” (CMA)


地域 西欧、EU
フランス
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