【ニュース・フランス】フランス国立科学研究センター(CNRS)第25回若者の集い「科学と市民」

2015年10月16日から18日まで、ポワチエ市フューチュロスコープ会議場においてヨーロッパ各地から参加する450人の若者とさまざまな専門をもつ100人ほどの研究者が一堂に会する。週末を利用して、科学に関する討論と意見交換を行うが、現在の話題としてCOP21関連、金融危機、現代社会における宗教の立ち位置を採り上げる。この集いは25年間にわたり、若者と研究者に明日の社会を一緒に考える機会を提供してきた。
対象はあらゆる若者(高校生、学生、社会ボランティア、そして各種協会のメンバー)であり、ヨーロッパ中から集まって、物理学者、哲学者、生物学者、社会学者と討論する。テーマ毎の分科会では、「スピード・ミーティング」形式で5分から10分間、研究者1名と少人数の若者グループが会ってインフォーマルな形で意見交換を行い、食事やダンスなどを交えている。
フランス国立科学研究センター(CNRS)にとって、この集いは社会、経済、文化の中で、どのような役割を果たすべきか確認する場ともなる。したがって、討論では、今日の社会に密接に関わっているテーマとして、環境問題、宗教、政治と経済危機にまつわる話題を選んでいる。

URL1: http://www2.cnrs.fr/presse/communique/4237.htm

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
社会との交流、産学官連携 地域連携、社会貢献