国立情報学自動制御研究所(Institut national de recherche en informatique et en automatique:Inria)、国家情報システムセキュリティ庁、
キャップジェミニ、ダッソー・システムズ、国立保健医学研究所、ルナベ―スタジオ、オランジュ、フランス公衆衛生、ウィジングズは、
ストップコロナプロジェクトチームを結成し、接触追跡アプリの政府プロジェクトを結成し、強化する(ストップコロナ)。
このプロジェクトの狙いは、新型コロナウイルス感染症による衛生危機管理の補完的な役割となるデジタル機器を、フランスの保険関係機関に
活用してもらうことである。フランス政府は国内の公立・私立機関の専門家を結集して研究開発を進めるプロジェクト「ストップコロナ」の
指揮をInriaに委託した。
新型コロナウイルス感染症対策のための追跡アプリはすでに提供されており、政府が定めるガイドラインが発表されている。本プロジェクトは、
次の5つの原則に基づいて行われる。
- 全体的な衛生危機管理と感染症の追跡戦略の観点での追跡アプリの導入。外出制限解除後の政策決定の補助的ツールとして利用する。
- フランス国内法やGDPR(EU一般データ保護規則)、ヨーロッパ委員会が定める行動追跡アプリケーションの規則に基づき、
国家またはヨーロッパレベルでの個人情報とプライバシーの厳格な保護。 - 透明性、つまり本プロジェクトの枠組みの中での特別な取り組みにおけるオープンソースの公開。これによって社会的な監視という
保証がもたらされる:アルゴリズムの透明性、コードの公開、相互運用、可監査性、セキュリティー、柔軟性。
そして、この政策によって、様々な国での開発利用の可能性が高まる。 - 公衆衛生デジタルの統治の原則の遵守:国内とヨーロッパ社会の健康保護政策のコントロール。医学研究を加速し、感染症への対応を
判断するための基礎となるデータの保護、構築、把握を行う。 - 新型コロナウイルス感染症の対策の期間に対応した一時的なプロジェクトである。
試験段階ではあるが、ストップコロナのプロジェクトチームに共感して、公立・私立の機関が結集している。プロジェクトはドイツ、イギリス、
イタリア、スペイン、ノルウェーの国家的チームとヨーロッパレベルであり、相互運用性を保障しながら緊密な連携を図り、実施する。
5月14日