【ニュース・フランス】パリ・ポリテクニーク研究所とInriaはデジタルと人工知能についてリーダーシップを強化する

 
国立情報学自動制御研究所(Inria)パリ・ポリテクニーク研究所(IP Paris) は、「Inria・IP Parisセンター」の設置によりパートナー関係を
強化する協定書に調印した。この協定書において、将来の研究テーマに関する初の大型共同プロジェクトが明確化される。
 
この協定書に、InriaのBruno Sportisse会長とIP ParisのEric Labaye所長が署名を行い、強固なパートナー関係が実現した。この2つの機関の協力は、共通の目的に基づくものであり、次の3つの柱から構成される。研究と教育、移転とイノベーション、研究とイノベーションの支援である。

 
デジタル分野の科学的な目標および研究と教育の魅力を強くするために、この協定書によって、既に存在する学際的なIP Parisセンターとの
プロジェクト
におけるInriaの存在が強められる。

 
またこれによって、挑戦的な研究がしやすくなり、科学における最高の才能を惹きつける政策活動へとつなげることができ、さらに数学研究のため
の建物の建設につながる。この協定によって、スタートアッププロジェクトの創設 も支援される。そして、戦略的な新たな産業パートナー協定
を構築する。さらに、研究者と指導者の良好な関係を構築するため、研究の支援サービスについての協力を強化する。

 
「このInriaとのパートナー関係は、フランス、ヨーロッパにおけるデジタル技術の主導権を強めるという共通の目的を具現化するものである。
IP ParisとInriaにおいて共有される情報とコンピュータサイエンスおよび数学における知見の共有により、最も難しい課題克服のための研究を
飛躍させ、イノベーションの経済への影響を大きくし、国際的に我々の魅力を高めることが可能となる。

 
我々の学際センターの共同開発 によって、研究と教育をより高いレベルで結びつけ、幅広いディープテック分野 をカバーしていく」とIP Paris
会長のEric Labaye氏は述べている。

 
「研究所の目標は、ヨーロッパの中でフランスのデジタルの力により、その分野で 技術と産業、科学における主導権の構築を早めることにある。
Inriaはこの点において 、国のデジタル戦略の主権と自治を担う重要な機関となる。この目標は、国家政策と地方政策の共鳴と相乗効果の基
となっている。

 
そして、Inriaがデジタルによって活性化される企業的、産業的なエコシステムの中で、科学だけでなく経済や社会の要請に従った研究センターの
活動を通して、大学の研究を世界レベルのもの
としていく。2019年‐2023年の間の協定の目的と活動において 、我々の政策の進歩に呼応して
いくことで、パリ地域圏のInria・サクレ―とIP Parisの研究センターの強固になったパートナー関係は意義あるものとなるだろう。」とInria会長
のBruno Sportisse氏は述べている。
 

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INRIA: L’Institut Polytechnique de Paris et Inria renforcent leur leadership dans le numérique et l’IA

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究