【ニュース・フランス】パリ・サクレー大学の創設

すでに3年以上前から、フランス国立情報学自動制御研究所(INRIA)とパリ・サクレー・キャンパス財団(FCS)のメンバーは高等教育機関、最先端科学研究所を連合して、新しい組織を創設し、国際的なレベルで設置するための協力の意思を示してきた。そして,ついに2014年12月31日、パリ・サクレー大学が誕生した。
パリ・サクレー大学は今後、ヨーロッパの中でももっとも重要な大学地域であるイル・ド・フランスにある主要な大学拠点とも相互作用を及ぼしながら、巨大な研究大学を形成する。

パリ・サクレー大学は卓越した科学的地域圏、パリ・サクレー地域圏の中心で卓越した科学的ポテンシャルを統合する。
19のさまざまな分野にまたがり、かつ相補的な19の機関がパリ・サクレー大学を形成する。すなわち、2つの大学、10のグラン・ゼコール、7つの研究組織である。教育・研究・改革のためのグローバルな競争に挑戦するために、これらの機関は共同計画であるHorizon2014で連合することを決定した。パリ・サクレー大学は国内、国際で非常に高いレベルの教育と研究において相互協力する。

ヨーロッパで最も重要な経済地域であり、民間研究の中心地域であるパリ・サクレー地域に失地するパリ・サクレー大学は、特に高・中位テクノロジーの領域において、産業組織の発展のための重要な牽引力となる。

いくつもの国際的規模の大企業がすでにパリ・サクレー地域で研究開発センターやトレーニングセンターを設置した。例えば、アルカテル・ルーセント・ベル研究所、ダッソー・システムズ、イプセン、ジェネラル・エレクトリック。その他、地方自治体やスタートアップや中小企業と連携した魅力的な計画が控えている。

URL1: http://www.inria.fr/centre/saclay/actualites/creation-de-l-universite-paris-saclay

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 産学官連携