【ニュース・フランス】ティエリー・マンドン大臣、フランス国立研究機構(ANR)を訪問

2015年9月9日、ティエリー・マンドン高等教育・研究担当大臣はフランス国立研究機構(ANR)を訪れ、ミカエル・マティオスANR会長に迎えられ、意見交換を行い関係者一同と面会した。ANRは、大規模な社会的挑戦を鼓舞したり、ヨーロッパ規模の研究の立ち上げを支援したり、フランスの魅力を増し、研究が及ぼす経済効果を引き出し、フランスの研究力の増大につながるよう、社会的に大きな規模の研究推進のための資金補助を任務としている。
年毎の応募件数は1,000件程度で、その総額は約5億ユーロに上っている。2010年以来、ANRは高等教育・研究分野における未来への投資プログラムの主要な資金提供源となっている。
今回の訪問の目的の一つは、2016年以降、投資目的を定め、複数年にわたる契約が公共政策を実行するあたり、その目的にかなうものであるかどうかを検討する事であった。
もうひとつの目的は、マンドン大臣はANRの研究補助金募集にあたり、研究者がより簡易にアクセスできるようにすることを望んでおり、研究資金を管理する諸機関との連携を強化することを要望した。研究資金の希望者に対して、応募条件をよりわかりやすいものにすることは、医療・健康分野(そこでは、研究者と医師が関わる)における研究課題募集にあたっては共通のポータルサイトを設けることにつながる。このポータルサイトは、マンドン氏とマリソル・トゥーレーヌ厚生・女性権利大臣の協力を得て、2015年7月15日に開設された。
この機会に、マンドン氏は現在、フランス、そしてヨーロッパで起こっている難民の受入問題について、人文社会科学分野における研究の貢献をANRが斟酌するよう要望した。

URL1: http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid92755/visite-de-thierry-mandon-a-l-agence-nationale-de-la-recherche-a.n.r.html
URL2: http://www.agence-nationale-recherche.fr/fileadmin/documents/2015/communique-presse-Thierry-Mandon-ANR-11-09-2015.pdf

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
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