【ニュース・フランス】エラスムス・プラス(Erasmus+)エージェンシーによる監督・監査 :フランスの教育・研修/2018年10月、2018-090号、研究・国民教育管理監察総局 (IGAENR)報告書

 
本報告書は、エラスムス・プラスプログラム実施から5年間の活動を分析している。
 
2017年は、プログラム設立30周年を記念する年であった。実験的な学生交流から始まった1987年のプログラム第一弾には、11か国から3,000人の学生が関わった。今日、エラスムス・プラスプログラムには、33か国が参加国として、その他世界の168か国がパートナー国として名を連ねている。過去30年間では、学生440万人を含む900万人以上の人々が、留学機会を得てきた。フランスでは、今まで100万人以上が、教育、研修、青少年活動分野において、プログラムの恩恵を受けた。
 
当初は、大学生のみを対象としたプログラムであったが、現在、エラスムス・プラスは、小中学生、職業高校の生徒、実習生、求職活動者、大学生、青年ボランティア、教育、研修、青少年活動、非営利団体、スポーツ関係者等、より広範囲の人々を対象としている。
 
2014年から2020年の間に、エラスムス・プラスでは、147億ユーロの予算と、(EU域外の)国際的な活動にあてられる16億8,000万ユーロを加えた予算を執行する。これは、2014年以前のプログラムにあてられていた予算に比べ、40%増の数字である。
 
成長、雇用、イノベーションのための「欧州2020」戦略の一環として、エラスムス・プラスは、就労、特に若者への就職支援、多言語主義の促進、学校中退率の減少、技能や資格の評価拡大、恵まれない人々の社会的包摂やプログラムへのアクセス進展、EU加盟国及びEUパートナー国におけるイノベーションや協力体制の支援を目標にしている。
 
2014年から2020年の間、本プログラムは、学校教育、職業訓練、高等教育、成人教育など6分野に関わり、3つの鍵となる活動(モビリティ―、パートナーシップ、教育・研修・青少年活動分野でのEU政策改革の支援)を行う。
 
2019年1月7日
 
Audit de supervision 2017-2018 de l’Agence Erasmus+. France/éducation-formation

地域 西欧
フランス
取組レベル 国際機関レベルの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価
国際交流 学生交流
学生の経済的支援 学生向け奨学金
レポート 海外センター