【ニュース・フランス】イレーヌ・ジョリオ=キュリー賞:2022年度版の募集

 
2001年に研究省が創設したイレーヌ・ジョリオ=キュリー賞は、フランスの研究・技術分野における女性の活躍を推進することを目的としている。
イレーヌ・ジョリオ=キュリー賞は、20年以上にわたり、あらゆる学術分野における優れた業績をあげた60名以上の女性研究者に授与されてきた。
この褒賞は、以下の四部門で構成される。

 
◆Woman Scientist of the Year
課題の開放性、研究の重要性、および国内外の当該学術分野における認知をもって、公的研究の分野に目覚ましい貢献をした女性を表彰する。賞金は40,000ユーロである。

 
◆Young Woman Scientist
論文を発表してから10年未満の者で、キャリアパスや研究成果をもって、その分野において才能ある専門家として認知されている研究者に光をあて、奨励する。賞金は15,000ユーロである。

 
◆Women, Research and Enterprise
研究開発部門において、学術的および/または技術的革新を推進し、企業内で働いている、または企業の創設に貢献した女性を奨励する。賞金は15,000ユーロである。

 
◆Special Prize for Commitment
生物多様性の侵食という大きな課題、生物種間の相互作用、あるいは生物医学のイノベーションの源泉としての生物多様性を考慮し、基礎研究または応用研究の分野で、生物多様性に関する知識の発展に著しい貢献をした女性研究者に贈られる賞である。2020年に創設されたこの部門は、改変され、継続することとなった。この部門では受賞者に40,000ユーロが贈られる予定である。

 
2011年からは、科学アカデミーおよび技術アカデミーが審査を担当し、受賞者を決定している。21回目となる今回の審査委員長は、宇宙物理学者で科学アカデミー会員でもある Catherine Cesarsky が務めることとなる。

 
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Ministère de l’Enseignement supérieur: Prix Irène Joliot-Curie : lancement de l’édition 2022


地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
顕彰 顕彰
社会との交流、産学官連携 社会貢献