ナジャット・ヴァロー=ベルカセム国民教育・高等教育・研究大臣、ティエリー・マンドン高等教育・研究担当大臣、エアバスグループ研究イノベーション部長ジャン・ボッティ氏は2015年イレーヌ・ジョリオ・キュリー賞*の受賞者を祝福した。
14回目の今年は、フランス科学アカデミーのカトリーヌ・セザルスキー氏が審査委員長を務める審査委員会が受賞者を決定した。
レティシア・クグリアンドーロ:年間最優秀女性科学者賞
物理学博士でピエール・マリー=キュリー大学教授、ウッシュ物理学校長。基礎物理学の分野、とりわけガラス理論への顕著な貢献に対して賞が贈られる。副賞として4万ユーロが与えられる。
リュット・キャルバリド・ロペズ:若手女性研究者賞
微生物学の博士で、ミカリス研究所副所長、システム・合成生物学・原核細胞発達研究機構長。各種細胞、とりわけモルフォジェネスにおけるバクテリアアクチンの役割解明、すなわちバクテリアの壁がどのように制御されているか、また、この過程における細胞骨格の役割解明に関する業績に対して賞が贈られる。副賞として1万5千ユーロが与えられる。
アニエス・ベルネ:女性企業キャリア賞
ネトリス・ファーマの科学顧問長で共同創業者であるアニエス・ベルネはキャリア初期からがん対策の教育研究に従事してきた。彼女が興したベンチャー企業はターゲット型抗腫瘍薬品の初の臨床試験を行っている。副賞として1万5千ユーロが与えられる。
*2001年に高等教育・研究省によって創設され、2004年からはエアバスグループの協力を得ているイレーヌ・ジョリオ・キュリー賞は、フランスにおける研究技術分野での女性の占める位置を高めることを目的としている。公的・民間研究における優れた女性研究者を表彰している。2011年以降はフランス科学アカデミーとフランス技術アカデミーが審査員を出している。また、2014年以降はラジオ局のフランスキュルチュールが協賛している。
2015年11月23日
Prix Irène Joliot-Curie 2015 : trois femmes d’exception récompensées