国立農業・食料・環境研究所のPhilippe Mauguin会長とフロリダ大学のLisa C. Stroudプログラム部門局長は、2機関の枠組み協定をオンライン
で調印した。この協定によって、INRAEとフロリダ大学の食料・農業科学研究所の協力関係が強化される。
相互協力の重要性を認識し、高等教育研究機関による社会貢献を行う。この枠組み協定の目的は、共通のテーマについて、2つの機関において
学術・研究の意見交換を活発にすることである。2016‐2018のINRAEにとってアメリカにおけるパートナー機関で3番目に大きいフロリダ大学は
ゲインズヴィルにあり、5万5000人の学生が在籍している。そして、そのうち3分の1は外国人学生である。
農業・食料・自然資源の分野は、健康分野に次いで2番目に大きいキャンパスを有する。その内部機関であるIFASは、INRAEと同様に農業・食料・
環境を専門としている。フロリダ大学は2017年に、これらの分野の論文を1460本発表した。フロリダ大学は、過去20年間で農業分野の研究開発
への予算がアメリカの大学の中で、1番か2番目に多い。INRAEとIFASの研究者の間で既に幾つかの共同研究が成功している。
INRAEの国際政策担当であるJean-Francois Soussana副会長が2020年1月にフロリダ大学の75周年で訪問したのがきっかけとなったこの協定は、農業・食料・自然資源の分野だけでなく、農業エコロジー、牧畜、動物の健康と栄養の分野に関する将来のプロジェクトにつながるだろう。
10/20