2015年10月19日~20日の2日間にかけて、Global Education Industry Summitが経済協力開発機構(OECD)、欧州委員会、フィンランド教育文化省の共催で開催され、世界各国の教育大臣と教育関連の産業リーダーが教育を向上させるための新しい方針を提唱した。
参加者は教育機会を拡大し教育の質を向上させうる技術革新を組み込んだ学習環境の再設計の必要性について話し合った。また、教員がデジタル教材を効果的に使用できるよう、専門能力開発活動を通じた教員への支援が必要であることも示唆された。
同サミットは21世紀の需要を満たすために教育が取るべき方向性に対し、「技術の革新、教育学、カリキュラムは学校と教員をサポートすべきである」という共通の見解を持ったと結論づけられた。これは生徒たちの学習結果を向上させるためであり、急速に変化する世界で、教員が上手く仕事をして生きるための知識と能力を持ち合わせていると確信するためである。また、政治と教育産業間の更なる対話の必要性について合意がなされた。
OECD:Global Education Industry Summit.Helsinki, 19-20 October 2015