【ニュース・フィンランド】2020年からの大学入学資格試験の改正を発表

 
2019年3月14日、フィンランド政府は、2020年から実施される大学入学資格試験の改正を発表した。同国の大学への進学を希望する者は、高校卒業後、日本の大学入試センター試験に相当する大学入学資格試験(Matriculation Examination)に合格しなければならない。
 
今回の改正点は、春と秋に計2回実施されている資格試験を、新たに春に2回行うこととし、秋と合わせて計3回の実施とすることである。改正の目的は、従来よりも早くフィンランド国外の受験者に合否を通知することである。また、受験者にとってもフィンランドの大学に出願しやすくなること、大学にとっても国際交流の促進に向けた自助努力を促すなどのメリットが期待される。
 
新制度では、春の1回目に外国語と一部の大学のプログラム、2回目に第2公用語(フィンランド語、スウェーデン語)の試験が行われる。なお、春の2回目と秋の試験では、受験科目の選択が可能となる。
 
本決定に至る経緯については、ニュースレター(日本語版)第61号の学術動向「高等学校卒業資格試験制度の改革に関する法案の提出」を参照。
 
2019年3月14日
 
Ministry of Education and Culture, Finland:Higher education joint application cycle to change
 
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