【ニュース・フィンランド】教育予算の削減について

フィンランドはサービス福祉インフラへの巨額の債務負担や低調な経済成長などのため、研究教育予算の削減を迫られている。サンニ・グランラーソン教育文化大臣は教育予算の大幅削減に対する学界からの強い批判に対し、「教授らの批判は正しい。」と自身のブログ上で認め、「教育研究予算の削減が良いニュースだとは誰も思っていない。誰だって予算削減の標的にされたくはないし、予算を削減せざるを得なかった側も、誰も嬉しくない」と綴った。

 

そして、「大学への予算割当は急落しないものの、実額で2009年度の水準まで落ち込むだろう。」と述べ、「大学には、フィンランドの逼迫した経済状況を分かって頂きたい。予算削減は全面的に行われているもので、敵意ではなく厳しい状況下での必要性によるものだ。」として、予算削減への理解を求めた。

 

Helsinki TIMES:Grahn-Laasonen: “No one else hopes they’ll be targeted by cuts”

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政