【ニュース・フィンランド】就学期間が長い国

2014年9月に公表された図表でみる教育(Education at a Glance)OECDインディケータにおいて、フィンランドの国民の就学年数が、他のOECD加盟国よりも長いことが判明した。(同統計は、2012年のデータを基に作成されている。)同統計によると、フィンランドの15~19歳の国民が教育機関に所属している率は86%と、平均より高い。高校卒業後すぐに高等教育機関に入学するケースが限られているため、19歳の国民が教育機関に所属している率は、平均よりも低いものの、20歳~29歳は40%となっており、これは、デンマークに次いで二番目に高い。これにより、若い世代に対する高度な教育が行われていることが考えられるが、同時に、若い世代の教育機関からの卒業が他の国々よりも遅いということも考えられる。フィンランドでは、現在、国民が労働市場に参入する時期が遅くなっていることが問題となっている。

URL1: http://www.minedu.fi/OPM/Tiedotteet/2014/09/EAG2014.html?lang=en

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン、その他の国・地域
取組レベル 国際機関レベルの取組、政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ