【ニュース・ノルウェー】国際共同研究・教育への投資

 
教育・研究省は、ノルウェー研究評議会(The Research Council of Norway:RCN)と国際協力・高等教育推進庁(Diku)の助成プログラムを通じて、欧州以外の8つの優先国を対象とした国際共同研究・教育に1億ノルウェークローネ(約13億円*)を割り当て、合計25の新しいプロジェクトが助成を受ける。
 
「世界におけるノルウェーの地位を向上させるには、国際共同研究・教育が重要である」と、Iselin Nybø研究・高等教育大臣は述べた。
 
RCNとDikuは「優れた教育・研究・イノベーションのための国際パートナーシップ」(INTPART)事業を実施しており、この事業は、ブラジル、カナダ、インド、日本、中国、ロシア、南アフリカ、米国との専門分野における協力を強化する目的で打ち出された、政府のPanorama戦略における主要な取組の1つとなっている。
 
「我々は産業界、ビジネス界に向けた活動に関与すると同時に、この資金によって研究と高等教育を結びつける。これらの重要な知識国家との長期的な協力関係を確立することを目標としている」とNybø大臣は述べている。
 
この協力体制はノルウェーの競争力とイノベーション力の強化、主な社会問題の解決、質の高い学術環境の整備という目標につながるものである。2018年のINTPARTの発表によれば、ノルウェーの専門家はこれらの国々に大きな関心があり、多くの分野で質の高い協力が期待される。
 
「INTPARTは、この資金に申請できる最先端の研究コミュニティ。これによって、私たちは最高の国際研究機関や研究団体と持続可能な協力関係を構築する」と、John-Arne Røttingen RCN事務局長は述べている。
 
この公募には合計75件の申請があり、事前に示された審査基準に基づいて評価された。採択された25件のプロジェクトのうち19件は、Panorama戦略における対象国の少なくとも1ヵ国に、1名以上の共同研究者を有している。
 
*円表記はJSPSストックホルム研究連絡センターが追記
 
2018年11月30日
 
【出典】
The Research Council of Norway:100 millioner kroner til internasjonalt forsknings- og utdanningssamarbeid

地域 北欧・バルト三国
その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
国際交流 国際化
レポート 海外センター
研究支援 研究助成・ファンディング