ノルウェー研究評議会(The Research Council of Norway:RCN)は、助成金申請書と授与された助成金のジェンダー分布に関する統計を発表した。
「我々は、助成金の管理運営に際してジェンダーバランスを促進するよう努めている。したがって、助成金を授与する際には、申請者の性別の割合を考慮し、割当に対して適度な配分を適用している。この新しいジェンダーバランスの指標は、審査する側の私たちが努力した結果だけでなく、研究機関が提出した助成金申請書において、一定レベルのバランスが達成されたその程度を示すものになるだろう」と、RCNのJohn-Arne Røttingen事務局長は述べた。
ジェンダーバランスの改善のためには、助成金申請におけるプロジェクト管理者のジェンダー比が均等であることが一つの鍵となる。したがって、この指標は、最も多くの申請書を提出する研究機関におけるジェンダーバランスも示している。
同事務局長は、「ジェンダーバランスは、各研究機関の学術的・科学的な取組の産物である。我々は、これに関する意識を高める手段として、様々な部門や機関におけるジェンダーバランスの事例を紹介していきたい。さらに、機関自らが今後、数値や開発を追及することが興味深いものであると認識してくれることを願っている。各研究機関がこの指標を自らの活動に利用できるよう、できる限り有益なものにするため改良を続けていきたい。」と言及した。
2018年4月24日
【出典】
The Research Council of Norway:Research Council launches gender balance barometer