【ニュース・ドイツ】2018年ソフィア・コワレフスカヤ賞授与

6名の国際研究者は最大165万ユーロを受け取り、ベルリン(Berlin)、ボーフム(Bochum)、フライブルク(Freiburg)、ハイデルベルグ(Heidelberg)、ザールブリュッケン(Saarbrücken)、ヴュルツブルク(Würzburg)において自身の研究グループを組織しそれぞれ研究を進める予定である。

 

フンボルト財団(Alexander von Humboldt-Stiftung:AvH)は、ドイツにおける最も重要な研究賞の1つであるソフィア・コワレフスカヤ(Sofja Kovalevskaja)賞に、31歳から36歳までの6名の国際的な研究者を選定した。受賞者にはそれぞれ最大165万ユーロが贈られる。
ソフィア・コワレフスカヤ賞を受賞した若手研究者には、キャリアの初期段階で革新的なプロジェクトを行うためのリスク資本が与えられ、ドイツの大学または研究機関で最大5年間の研究を行い、受入機関で独自の研究グループをつくることが可能になる。本賞は、連邦教育研究省(Bundesministerium für Bildung und Forschung:BMBF)の資金提供を受けている。

 

ソフィア・コワレフスカヤ賞の授与は、2018年11月22日にベルリンで行われる正式な式典で行われる予定である。マスコミの招待も予定されている。

 

今回の受賞者(母国/最新の居住国、研究分野、受入機関、機関所在地)は下記の通り。

  • Aydan Bulut-Karslioglu(トルコ/米国、分子生物学、マックス・プランク分子遺伝学研究所、ベルリン)
  • Kenji Fukushima(日本/米国、進化生物学、ユリウス・マクシミリアン大学ヴュルツブルク、ヴュルツブルク)
  • Milica Gašić(セルビア/英国、人工知能・画像・言語処理、ザールラント大学、ザールブリュッケン)
  • Hitoshi Omori(日本/日本、理論哲学、ルール大学ボーフム、ボーフム)
  • Paola Pinilla(コロンビア/米国、天体物理学、マックス・プランク天文学研究所、ハイデルベルク)
  • Fritz Renner(ドイツ/英国、臨床心理学、フライブルク大学、フライブルク)

2018年8月30日

 

AvH:2018 Sofja Kovalevskaja Awards granted

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