【ニュース・ドイツ】連邦政府が奨学金制度を改革

連邦政府は2014年8月20日、連邦奨学金改正法のための草案を承認した。これにより、連邦奨学金の資金を連邦が長期的に負担することになるとともに、学生への奨学金支給に関する実質的、構造的改善が進められることとなる。
本改正では、受給者枠を11万人分拡大し、奨学金の必要基準額及び所得税控除額が引き上げられ、奨学金の支給額が7パーセント増加する。また、子供扶養手当は子供1人につき130ユーロ、住宅手当は250ユーロとなる。これにより、自宅外から通学する学生の場合、月々の最高支給額は約9.7パーセント上昇し、現行の670ユーロから735ユーロへ増額される。職業訓練者の財産所得控除額も5,200ユーロから7,500ユーロへ引き上げられる。さらに、学士課程から修士課程への移行期はこれまで助成されていなかったが、今後は継続的に受給することが可能となる。

 

2014年8月20日

 

BMBF:BAföG-Reform schafft finanzielle Spielräume für die Länder

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育