連邦統計局は、2017年8月4日に2016年の連邦奨学金法(Bundesausbildungsförderungsgesetz:BAföG)の統計を公開し、BAföGを受給する大学生及び高校生は、平均して、前年よりも多くの奨学金を受けとったことが明らかとなった。この統計によれば、奨学金の月額平均は再び増加し、その増加額は、BAföGの支援を受けている大学生では16ユーロ(3.6%の増額)、高校生では14ユーロ(3.3%の増額)であった。
2015年以降、連邦政府のみから助成を受けるBAföGの2016年における支出額の総額は、約29億ユーロであった。また、2016年の奨学生数は、前年と比較すると5.5%の減少となった。昨年のBAföGを受給する奨学生数の合計は、約23万9,000人の高校生と、約58万4,000人の大学生を含む、約82万3,000人であった。
BAföGは、2016年に、入学年度を迎える高校生と冬学期から入学する大学生のために奨学金額を改正した。また、大学生の総数、その中でも2016年に入学した大学生数の増加を受けて、BAföGは、誰もが経済的な理由で、教育を諦めることがあってはならないという目的達成にむけて、引き続き学生を支援していく。
2017年8月4日
BMBF:BAföG-Statistik:Gefördertenzahl sinkt, Förderbeträge steigen