【ニュース・ドイツ】第3回「若手研究者養成に関する連邦報告書」が公開

第3回「若手研究者養成に関する連邦報告書」が公開され、ドイツの大学において、近年若手研究者の数が急増していることが報告された。2000年には8万2,400人だったものが、2014年には76%増の約14万5,000人になった。若手研究者には、博士課程学生やポスドク等が含まれる。報告によると、博士課程学生に対する専門的指導の質はますます向上しており、並行して、質保証や若手研究者プログラムや支援策のネットワーキングに役立てるねらいで大学に設置された博士課程学生支援プログラムの数も上昇している。
当該アンケート調査に参加した90大学のうち69の大学で、こうした博士号取得を支援するためのプログラムが設置されている。例として、博士課程学生支援のための Graduate Academy やグラデュエートコレーク(Research Training Groups)、特別研究領域プログラム(Collaborative Research Centres)があげられる。さらに、博士課程の学生は複数の教員から指導を受けることが普通になっているとの調査結果が報告されている。
当該報告では、家庭と研究者としてのキャリアの両立についても言及し、ほとんどの若手研究者は男女ともに子供を持つことを望んでいるとのことである。

 

2017年2月16日

 

BMBF:Dritter “Bundesbericht Wissenschaftlicher Nachwuchs” veröffentlicht

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
人材育成 若手研究者育成