【ニュース・ドイツ】研究及びイノベーションに関する専門家委員会は研究拠点としてのドイツを高く評価

研究及びイノベーションに関する専門家委員会(EFI)は2015年2月25日、研究・イノベーション及び技術パフォーマンスに関する年次報告書を、メルケル連邦首相に提出した。その中で、特にドイツ連邦政府のハイテク戦略における、産学連携を促すためのイノベーション助成を評価している。また、2014年中に、高等教育分野での基本法(憲法に相当)の修正、ドイツ連邦による奨学金の資金負担、「高等教育協定」及び「研究・イノベーション協定」により、学術政策においてより重要な決定が進んだことにも言及している。
その他以下のような事項について言及がなされた。

・州政府に対し、ドイツ連邦奨学金の負担軽減により生じた余剰資金を、大学の運営費交付金の確保のために運用するよう勧告

・ハイテク戦略は、国のイノベーション戦略として、どのような市民参加が効果的か、イノベーションを促進する効果的な環境条件とはどのようなものか等の重要な課題が確認できたことを評価

・教育、学術及び研究は今後最重要視すべき分野の一つであるとし、デジタルメディア、特に、いわゆるMOOCs(大規模オープンオンラインコース)に対する助成をさらに強化するべきと指摘。

 

2015年2月25日

 

BMBF:Gutachter loben den Forschungsstandort Deutschland

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
社会との交流、産学官連携 産学官連携