【ニュース・ドイツ】研究及びイノベーションに関する専門家委員会(EFI)が第10回答申書を政府へ提出

研究及びイノベーションに関する専門家委員会(EFI)は、研究・イノベーション・技術能力に関する第10回答申書を、メルケル首相およびヴァンカ連邦教育研究相へ提出した。EFIはこの10回目の記念となる答申書で、ドイツはトップイノベーション拠点への途上にあり、目標へ非常に近づいていると述べている。EFIは、研究開発のための公費・民間支出、研究機関と大学の国際的な魅力と能力、ドイツ経済の近代化において目立つ改善があったと認め、特にベンチャー・キャピタルと起業の法的枠組み条件に進歩があったと称賛している。
ドイツにおける研究とイノベーションの発展には、連邦政府のハイテク戦略が大きな役割を果たしている。この戦略は、学術、経済、社会、政治をうまくまとめ、よいアイデアが早急に技術革新的な製品やサービスへ転換されるよう、2006年のスタート時から成果を上げている。ハイテク戦略の10年間に、政府と経済界はドイツの将来性への投資を継続的に高め、国内総生産の3%を研究開発のため支出するという目標を2015年に達成した。欧州イノベーションスコアボード等国際ランキングでドイツは上位にあり、長期に渡るイノベーション・リーダーである。

 

2017年2月15日

 

BMBF:Expertenkommission Forschung und Innovation übergibt 10. Jahresgutachten

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 産学官連携