【ニュース・ドイツ】持続的な未来のために学識の声を強化

持続可能な目標を達成するためにドイツは何をしなければならないのか。学術はそのためにどのような貢献ができるのか。

 

ドイツは、国際連合による2030アジェンダを実行に移すことを自らに義務づけた。2030アジェンダは全部で17の持続可能な開発目標を掲げ、人類、環境、経済といった幅広いエリアからなる。それらは男女平等、教育、健康、平和、正義、貧困との戦い、気候及び絶滅寸前の種の保護、持続的な消費、環境にやさしいエネルギー供給から強い経済まであり、多岐にわたる。世界の国々は今、等しく上記の目標を実行に移す義務がある。首相主導のもと、ドイツの新たな持続性戦略は、国際連合の2030アジェンダに沿って作られ、今年度初頭に連邦内閣により閣議決定された。

 

連邦教育研究大臣は、今後さらに学術を持続性戦略の実現に組み込んでいく意向である。その目的のために、新たに2030持続可能目標に対する学術プラットフォームが発表された。そのプラットフォームは研究連盟、シンクタンク、そして意見交換のフォーラムとして詳細なアドバイスをすることになっている。上記のプラットフォームは学術分野と一般社会から選ばれた26人の代表者から成り立っており、首相のイニシアティブにより設立された。土地利用、栄養、持続的生産と消費、デジタル化における労働の未来、都市化といった一般社会が関心を持ち参加しやすい分野がまず初めに選ばれた。

 

2017年5月9日

 

BMBF:Stimme der Wissenschaft für eine nachhaltige Zukunft stärken

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
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