【ニュース・ドイツ】学部卒業生と修士課程修了者に関する新しい進路調査結果が公表

連邦教育研究省(Bundesministerium für Bildung und Forschung:BMBF)の助成によるドイツ高等教育科学研究センター(Deutsche Zentrum für Hochschul-und Wissenschaftsforschung:DZHW)の最新の調査より、修士課程修了者の90%が修了後18ヶ月の間に就職先を見つけることが明らかになった。この調査にはカッセル大学国際高等教育センター(INCHER)が収集したデータも考慮されている。それによると、専門大学で勉強した学生は、修了後すぐに無期雇用の職を見つける割合が特に高いとのことである。
専門大学の学生の半分が初めての就職において無期雇用の契約を結んでいるが、それに対して総合大学の学生は有期雇用または試補制度(国家試験後の実習段階)に就くことが多い。
この調査では、総合大学・専門大学の学生は平均して3ヶ月半仕事を探すとあるが、2013年の卒業生はそれ以前の調査の結果よりも早く就職先を見つけている。専門大学の学部卒業生または修士課程修了者のうち、60%以上が修めた専門科目に関する職あるいは同等のレベルの職を見つけている。一方、総合大学の学生においては、その割合は学部卒業生が46%、修士課程修了者が76%である。産業別にみると、新社会人の40%以上が卒業した大学や学位にかかわらず、サービス業(研究、文化関係を除く)で働いている。

 

BMBF:Fachhochschulabsolventen finden schneller unbefristete Jobs

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