ドイツ学術財団連盟及びケルン・ドイツ経済研究所(IW)の調査によると、学士卒者でも修士卒者と同等程度にキャリアを築くことが可能であることが示された。
新卒者は、学士号・修士号取得に関わらずほぼ同等の初任給を得ており、半数が年収30,000~40,000ユーロとなっている。
「学士卒者のキャリアパス」という調査において、2014年に企業1,497社を対象にしたアンケート調査を行い、給与、初任のポスト及び学士卒者の昇進の可能性等、具体的な要因を調査した。
その結果、4年前の調査と比べて、修士号だけでなく博士号も、その重要性が低下していることが判明した。大多数の企業において、必ずしも修士号を必要とするポジションがないのが現状である。また、80%の企業で、学士卒者がすでにプロジェクトリーダーになっており、60%弱の企業では部長、課長に昇進していることが示された。
【ニュース・ドイツ】学士卒のキャリア形成は修士卒とほぼ同等であることが判明
地域 | 中東欧・ロシア |
国 | ドイツ |
取組レベル | 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組 |
人材育成 | 学生の就職、若手研究者育成 |
統計、データ | 統計・データ |