ドイツ連邦共和国のシュタインマイアー大統領の妻であるビューデンベンダー(Elke Büdenbender)氏が、教育界、政界、経済界、学術界が互いに協力しあい、性別による固定観念なしに職業選択を行うことを可能にする、連邦政府の国家戦略「職業と学業選択への国家協力」の後援者となった。
ドイツの職業訓練市場と、労働市場は未だに、性別により左右されており、職業の適正に関するイメージは、性別による固定観念と強く結びついている。結果として、若者は特定の職業選択に至ることを余儀なくされ、構造的、経済的及び個人的な不利益を生み出している。
連邦政府の国家戦略「職業と学業選択への国家協力」(簡潔にいえば、「固定観念からの解放」)は、個々人の才能は性別によらず伸ばされるべきであり、労働市場においても性別により左右されるべきではなく、性別による職業の分断とその影響を取り除くことを目標とする。この国家戦略は、教育界、政界、経済界、学術界において、ジェンダーフリーの職業及び学業選択のために活動している人々を結びつけている。ビューデンベンダー氏は、「私たちは偏見のない職業選択を実施し、若者が、自らの人生とキャリアを自分自身の判断で築くよう支援しなければなりません。その際、外からの視点は、今一度、全く異なる視野を広げてくれるでしょう。」と、職業選択に際してこの国家戦略に賛同するすべての若者に訴えている。
2017年10月20日
BMBF:Büdenbender ist Schirmherrin der Bundesinitiative Klischeefrei